昭和40年頃の木造住宅の記憶と今の鉄筋コンクリートの住まい
かなり昔の話になるが、筆者が小学校の5・6年生の頃に、もの凄く大きな台風が東京を通過した事がある。もの凄い暴風雨で、木造2階建ての自宅は、雨戸を閉めているが隙間風がピューピューと音を立てて入ってくる。
夜中の12時は過ぎていたと思うが、暴風雨のオトがウルサくて寝付けなかったところに、突風が吹いて一瞬自宅が浮いたような恐怖を感じた。その浮いた感覚は今でも覚えている。木造住宅でもしっかりと造られていれば、突風が吹いても浮くような感覚はないのだろうか?
昭和50年代に設計事務所に居た頃、日本の住宅は元来隙間風を考慮して居室の換気は必要ないと学んだ。夏暑くて冬寒いのが当たり前だった時代だ。このような木造住宅は空調負荷が大きい。
平成9年頃に自宅の木造家屋が鉄筋コンクリートの家屋に建て替えた。防風雨でも安心していられてる。台風でもさすがに建物が浮くような恐怖感は無い。一部屋だけ二重サッシにした部屋がある。北側に面していて、30メートル先に東上線が走っている。
最近は、補助金を上手に活用して2重サッシにするお客様が多い。当社のお客様のご自宅をマンションリフォームした例が数件あるが、光熱費の大幅削減に寄与して、大きな防音効果が得られたと喜ばれている。
マンションリフォームは、二重窓にすることは、一般的に問題が少ない。しかし、木造住宅のリフォームでは、高断熱・高気密は場合によっては、難易度が高くなる。特に1階が寒いと相談を受けることがある。その際にお客さんは、エアコンの効きが悪いと言うが、そうではなくて古い木造住宅で1階の床下がコンクリートは布基礎土だけで土だから幾ら暖房をしても寒いのだ。
解決方法をしてある木造住宅では、建て替えないで床下点検口を数カ所設置して、点検口からコンクリートを流した事がある。費用はかかるが、暖かさはかなり違う。
高断熱・高気密で壁だけ対処しても床下や天井もちゃんと考えて居ないと快適な住まいは手に入らない。日本人は、昔から木に馴染んでいたので、基本的に木造が鉄筋コンクリート造より居心地が良いと思う。
だから、尚更に高断熱・高気密にして隙間風を無くし外からの騒音が聞こえないようにすることで、快適な住まいになる。
恒例の屋形船で忘年会
一般社団法人板橋区建設関連協会(大貫広光代表理事・鹿沼工務店社長)は昨年の12月7日に恒例の屋形船での忘年会を開催した。
当日は晴天に恵まれ会員企業に加え、多数の区議会議員等を含めた参加者が、板橋区立グリーンホール前から貸し切りバスで勝ちどきの船着き場まで向かった。
乗船後、大貫代表理事の乾杯の音頭で宴が開始されると同時に船も出航し、隅田川から東京湾を周遊しながら今年を振り返り親睦を深めていた。
午後7時になるとお台場付近では打ち上げ花火が始まり参加者は大いに盛り上がっていた。